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投稿日:2021.06.01

2021年6月号

DXとは

皆様、いかがお過ごしでしょうか?    

近頃、「DX」(Digital Transformation/デジタルトランスフォーメーション)という言葉をよく聞かれませんか?
「IT」だったり、「IOT」だったり、「ICT」だったりもう訳がわかりませんね。ちなみに、Digital Transformationは頭文字をとれば、「DT」と略されるのが素直なように感じます。英語圏では接頭辞「Trans」を省略する際にXと表記することが多いため、「Transformation」が「X」に代わり、「Digital Transformation」は「DX」と表記するようです。

それよりDXとは一体何なのか、一言でいうと「企業がデータやデジタル技術を活用し、組織やビジネスモデルを変革し続け、価値提供の方法を抜本的に変えること」です。しかし、DXで成果を上げている企業は、世界でもわずか5%とされているのが現状だそうです。

私共、不動産業界のDX化はかなり遅れています。いまだにFAXでの情報共有を始めアナログチックなビジネスがまだまだ続いています。他に例に挙げるといまだに契約金の決済のほとんどが現金での振り込みで、カード決済はまだ一部でしか利用されておりません。ただ全て電子化すればいいという問題ではなく、ビジネスのやり方そのものの変革が行われなければDXには移行できないのです。ツールとしてのITだけを推進しても取り残されるという訳です。

かのAmazonがその代表と言える企業です。30年前では考えられないビジネスモデルが誕生しています。家にいながらショッピングができる。とんでもない仮想ショッピングモールが出来上がった訳です。ただ店鋪のプラットホームを作っただけではなく物流そのものまで動かしてしまうのですから。Amazonはさておき、我々が挑戦するDXは人が今ほど介在しなくても、それよりも高い満足を得られる物件の商品化に伴う見せ方への移行だと思っています。

何だか難しい言い回しになりましたが、要は物件をより魅力的に見せる手法だったり、オペレーションだと考えています。
今取り組んでいる、セルフ内見もその一つで徐々に認知されていくと思います。まだその数は少なくはありますが、お客さんの反応もよく、手応えは感じております。また集計が整いましたらしっかり報告したいと思います。

最後にITツールはあくまでも手段でありユーザーがサービスを良いと思っていただけるのがゴールですから。


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