投稿日:2022.11.01
2022年11月号
同調圧力について
皆さんいかがお過ごしでしょうか? 朝晩ぐっと寒くなってきましたね。
今回は「同調圧力」について最近思うことをお話ししたいと思います。
同調圧力((英)Peer pressure/ピア・プレッシャー)とは地域共同体や職場などある特定のピアグループ((英) Peer group )において意思決定、合意形成を行う際に、少数意見を有する者に対して、暗黙のうちに多数意見に合わせるように誘導することを指す。とあります。
日本人は特にその傾向が強いですよね。もちろん農耕民族である日本人が集団で成果を出すためにはプラスに機能する特性だとは思いますが度を越すと少数意見の排除にもつながります。
その同調圧力が誰かの意思を持って意図的に発信されたものだとさらに厄介です。日本が戦争に突入したのも同調圧力の仕業かもしれません。
話がちょっと飛躍しましたが、ここ最近『空気を読む』という言い方がよく使われます。わたし的には空気ってどこに書いてあってどう読むの?ってずっと思っていました。 空気を読むを英語で表現すると ばっちり意味が対応する表現はなかなか見つかりませんが、「空気を読む」の趣旨で使える表現はあります。
◎「空気を読む」と表現する言い方
1.read between the lines行間を読み取る
2.take a hint 気を利かせる
3.go with the flow 流れに従う
◎「空気が読めない」と表現する言い方
1 insensitive 鈍感
2 wet blanket 場に水を刺す人
3 party pooper 場をしらけさせる人
こうして見ると日本語はすごく広い意味で使っているなと感じます。
同調圧力に当てはまるのは「go with the flow 流れに従う」でしょうか? 多勢の意見に従うのは失敗せず、非難されないからという意識が本音でしょう。判断がつかない場合に流れに従うことはよくありますが、何でもかんでも流れに従うのでは本質を見失います。
同調圧力に流されないためには、何の誰のためにその意見に賛同し行動するのかが重要な気がします。間違った方向に進んでいかないためにも本質を見極めて行動ができるようありたいものです。 つい最近、公共の場で鼻マスクをしていた時、知らない人から指摘を受けました。
「おい!アンタ鼻マスクやんか!話しがある表にでろ!」
凄い顔で睨まれました。
ちなみに私はその場では一言も喋ってはおらず飛沫は飛ばしてはおりません。
公共の場でのマナーは守っていたと思うのですが。笑
(追伸)
空気が読める人=「行間が読み取れ、気が利く人」わたしはそうなりたいと思っています。